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こんにちは横浜の税理士・公認会計士の佐々木彰です。
長く経営を続けていると、「この会社を10年後、20年後にも残したい」と思う瞬間があるのではないでしょうか。
今回は、会社が長く続いていくために、中小企業が今から取り組める「3つの重要な視点」についてお伝えします。
「会社を潰さない」ことと「会社を成長させ続ける」ことは、似ているようで実はまったく別の力が必要です。
たとえ今は黒字でも、ちょっとした判断ミスや環境の変化で、会社の未来が揺らぐこともあります。
中小企業にとって大切なのは、「継続できる会社の土台」を今から整えておくこと。
今回は、そのために取り組むべき3つの柱をわかりやすく解説します。
1.数字に強くなる(経営の見える化)
「売上があるから大丈夫」
「今月も現金は足りているし」
── そんな感覚頼りの経営は、いつか限界がきます。
会社が継続するためにまず必要なのは、「数字で判断できる経営力」です。
中小企業に必要な“数字の使い方”
・売上と利益の違いを把握する(粗利率や固定費の感覚を持つ)
・キャッシュフローを定期的に確認する
・未来の資金繰り(3ヶ月後・半年後)を予測する
・毎月、損益を簡単に把握できる仕組みを持つ(会計ソフトの活用など)
数字が見えることで、無駄を減らし、適切なタイミングで打ち手を考えることができます。
「なんとなく黒字」から、「戦略的に利益を出す」経営に変えていくことが、会社の継続につながります。
2.人が育つ仕組みをつくる
会社が続くためには、「この人がいないと回らない」状態から脱却しなければいけません。
特に、社長や一部のベテラン社員に業務が集中している会社は、少しの離脱で機能が止まるリスクがあります。
中小企業でもできる“育成と仕組み化”
・業務をマニュアル化して、誰でも再現できるようにする
・社員に「任せてみる」習慣をつける(100点でなくてもOK)
・定期的な振り返りと評価の機会を設ける
・将来の幹部候補やリーダー育成を意識した声かけ
人が成長し、チームとして動ける会社は、社長がいなくてもまわるようになります。
それが「継続する会社」の最低条件です。
3.想いをつなぐ(ビジョン・承継の準備)
数字や人の仕組みが整っても、会社の「存在意義」や「未来像」が曖昧だと、社員の意欲が続きません。
特に中小企業では、「社長の想い=会社の方向性」になっていることが多いため、それをどのように次の世代へ伝えるかが、継続企業になるかどうかの分かれ道です。
想いをつなぐ方法
・自社のビジョン(将来像)や理念を言葉にして、社内で共有する
・社員と未来について話す機会を持つ(例:10年後どうなっていたい?)
・後継者や右腕になる存在と、日常的に価値観をすり合わせておく
・事業承継の準備を早めにスタートする(経営だけでなく、株式・資産の承継も含めて)
「どんな会社を残したいか」が言えること。
そして、その想いに共感してくれる人と一緒に会社をつくっていくこと。
それが、会社が長く続く土台になります。
4.おわりに
会社を「今」だけでなく、「未来」まで続けるためには、数字・人・想いの3つを意識して整えていく必要があります。
どれか一つでも欠けていると、会社のバランスは崩れやすくなります。
逆に言えば、少しずつでもこの3つを育てていけば、100年企業も夢ではありません。
「今から何ができるか?」を一緒に考えていきましょう。
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