こんにちは、横浜の税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回はこれから開業する人へ向けて「ビジネス立ち上げ前に押さえておきたい7のポイント」を紹介します。
起業するには「○○になりたい」という目的やビジョンが必要です。
(このあたりのお話は今日は割愛)
その上で、その目的を実現させるための準備があると起業の成功率が大きく変わります。
さまざまな調査機関があるため公表される数値もさまざまですが、起業3年目の生存率は半分くらいと言われています。
せっかく起業しても早期に撤退する起業家は少なからず存在しています。
これから起業しようと考えている人は成功する起業家になるために次のようなポイントをおさえてください。
目次
1.ビジネスプランをつくる
ビジネスプラン(事業計画・創業計画)とは
自分のビジネスの事業内容や
商品・サービスの具体的内容、
どのような市場でビジネスをするのか
といったことをまとめたものです。
ここが曖昧だと、起業してからのすべての行動が曖昧になってしまいます。
2.これから起業する市場を知っておく
自分がこれから参入していく市場を知っておく、つまり市場調査をしておきます。
ビジネスプランでもお伝えしましたが、自分がどのような市場、顧客相手にビジネスをしていくのかは明確にしておきたい部分です。
どんなに良いサービスでも買ってくれる人がいなければ、ビジネスとして成立しません。
3.お金の確保
起業するために必要なお金はいくらなのか。
そしてその金額をどのように用意するのか。
自分で用意できない場合にはだれか(親族や銀行)から借りるのか。
それとも自分で用意できる金額のなかでビジネスプランを修正するのか。
そのようなお金に関する計画を立てておくことは必要不可欠です。
そして計画を立てても予定通りいくとは限りません。
いろんな可能性を想定しておくことが重要です。
4.法律・規制を確認しておく
たとえば特定商取引法や個人情報保護法などビジネスをする上で遵守しなければならないルールは数多くあります。
さらに自分が起業する業界特有の規制があるケースも考えられます。
また起業すれば当然確定申告といった税務申告が必要になりますし
青色申告するためには起業してから2か月以内に申請書を提出するなど
期限が決められているものもあります。
すでに同じ業種で起業している人を参考に情報収集すると効率的かもしれません。
5.会計の理解と把握
自分のビジネスが良いのか悪いのか判断するためには、会計は必要不可欠です。
おすすめは会計ソフトを使うことです。
会計ソフトを利用しながら、自分の試算表や決算書の概要を理解できるようになってください。
また「利益」と「キャッシュ」の違いを理解しなければなりません。
この違いが分からなければ、利益が出ていても廃業するかもしれません。
6.世の中に自分を知ってもらう用意があるか
お客さんに自分を知ってもらう、知ってもらって自分のサービスを利用してもらえるようにしなければなりません。
自分という商品の価値を人に知ってもらう努力をして自分のサービスが必要な人に届くような仕組みを考えなければなりません。
SNSのようなデジタルな方法が良いのか
またチラシのようなアナログな方法が良いのか
考えてみて下さい。
7.ビジネスのつながり
起業、そしてビジネスはひとりでなんでもする必要はありません。
自分ができない事は「できる人」にお願いすることも重要です。
そのためのつながり、つまり「人脈」があると起業の成功率は上がります。
おわりに
個人的に重要になってくる7つのポイントをお伝えしました。
起業するだけなら難しくはありませんが、成功するためにはいくつかの大事な準備が必要です。
今回お伝えしたことがひとりでできる方は多くはないかもしれません。
もしひとりでできる方はぜひチャレンジしてください。
応援しています!
そしてひとりではなかなか難しいと感じる方はぜひお問い合わせください。
一緒に開業へ向けて準備していきましょう!
ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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