こんにちは、横浜の税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回は「年間売上が1000万円なくても法人化した方がいい3個の理由」について紹介します。
昨今法人設立の手続きの煩雑さがあるにもかかわらず、売上規模に関係なくひとり法人(いわゆるマイクロ法人)化して事業を営んでいる方が特に増えてきています。
そこで今回はスモールビジネスが法人化するメリットについて説明します。
もし法人設立・法人成りで悩んでいるのであれば「どのような目的で会社を設立するのか」明確にするために今回のコラムをご覧ください。
1.節税効果
個人事業主の所得税率は段階的に増加するのに対し、法人税の税率は比較的低く設定されています。
特に年間売上が低い場合、法人税の低税率が大きなメリットとなります。
また場合によっては事業に関連する経費を幅広く計上できるため、節税効果が期待できます。
2.信用力の向上と事業の継続性・拡張性
法人は個人事業主に比べて信用力が高いと見なされます。
これにより、金融機関からの融資を受けやすくなるほか、取引先からの信頼も増します。
特に小規模事業ではこの信用力の向上が新たなビジネスチャンスをもたらすことがあります。
3.個人資産との分離
法人設立により、事業の財務と個人の資産を分離できます。
これにより、事業上のリスクから個人資産を守ることが可能になり、経営者としての安心感が得られます。
特に小規模事業ではこのリスク管理が重要です。
4.まとめ
年間売上1000万円未満のスモールビジネスの事業者にとって、法人設立は単なる手続きではなく、事業の将来に大きく影響を与える重要な選択です。
税務上のメリット、信用力の向上、リスクの分離、事業の継続性と拡張性など多くの利点があります。
この機会を活用して、事業の発展を図ることを検討してみてはいかがでしょうか。
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